令和4年東京都隊友会荒川支部定期総会の中止と新年度事業計画について

2022年08月30日

⑴お知らせ

会員の皆様にはすでに通知をさせて頂いておりますが、掲題の通り、令和4年度東京都隊友会荒川支部定期総会(兼ねて東京都隊友救護赤十字奉仕団荒川分団定期総会)は新型コロナウイルス感染症予防の観点から中止とし、会計報告のみ文書通知をもって行う「文書審議」の扱いと致しました。

⑵中止の理由

例年、足立支部、台東支部との共催となりご来賓を含めて人数も多く、また、懇親の席のご用意を鑑みますとやはり開催は適切ではないとの判断に立つものです。 会計報告は文書通知をもって行いました。本ページでは事業計画の概要を以下にご報告します。

⑶事業計画

東京都隊友会荒川支部本体としては令和2年度来からの事業縮小から回復していない状況ですが、本年度も以下の通り実施する方向としました。

3-1.自衛官募集の協力強化について

支部では自衛官募集の協力強化を最優先事項と考え、ホームページ、SNSを通じた広報面でのバックアップを行います。現場支援としては本年8月20日に自衛隊東京地方協力本部と荒川区との共催で実施された自衛官等採用説明会への立ち合いを行いましたが、3月に自衛隊東京地方協力本部と荒川区により開催されるだろう自衛隊入隊予定者激励会についても日程の都合がつく限り立ち合い、予定者の方向けの記念品贈呈を行って参ります。

3-2.支部顧問、相談役の新規選出について

支部顧問には小池寛治公益社団法人隊友会理事に要請することとしました。

小池理事は荒川区顧問、元駐オランダ王国特命全権大使、政策研究大学院大学教授、帝京大学教授を歴任され、荒川区では教育委員会委員、荒川区都市計画審議会委員、公益財団法人荒川区文化芸術財団理事長も歴任されました。すでに理事には令和元年度、東京都隊友救護赤十字奉仕団顧問、令和3年度には東京都共同募金隊友協力会(後述)の顧問就任を要請し、ご承諾頂いております。

支部規約では自衛隊東京地方協力本部城東地区隊長、台東出張所長に支部相談役として委嘱する旨規定しておりますが、7月14日付でさらに1名に委嘱を行いました。現職の公務員の方であることから氏名については割愛とします。

3-3.表彰の実施について

東京都隊友会会長表彰への推薦は1件。隊友会本部の小池寛治理事に推薦を行い受賞決定となり、5月29日の東京都隊友会定期総会に際して、会長名の表彰が伝達されました。

支部長表彰は会員に対して1件、外部協力者に対して感謝状の贈呈を1件行いました。いずれも令和4年7月14日付けとなります。1件は昨年度入会者で支部への貢献著しいことが選考事由となりました。外部協力者には支部出稿の機関紙の連載記事に対して一定の協力と貢献があったことが選考事由となります。

3-4.機関紙配送区分の変更と配送ルートの修正について

昨年度来、ご逝去やご退会される方、新規ご入会される方もおられ、機関紙の配送範囲が変化しております。基本的に機関紙は会費、寄附納付者向けとしておりますが、入会10年未満の終身会員の方も寄附の有無によらず機関紙配送対象としております。ただし、該当者のうち支部の意向調査で配送希望の返信がない方は「希望しない」ものと見なすことにしました。会員への文書通知等は全支部会員に一律行って参ります。

【参考】配送ルートは支部役員、協力員が配送作業を迅速かつ効率的に進めるためあらかじめ設定するもので、適宜見直しをしています。遵守を要するものではありません。


3-5.機関紙の配送方法―手配りを続行へ―

機関紙や通知文書の配送方法については、郵送化も検討事項でしたが、引き続き手配りと致します。予算の圧縮と予備費の捻出、もって防災対策の強化を図ることが主眼ですが、会員との交信、管轄区域(荒川区内)の防災街歩き(自転車を併用)を兼ねる趣旨でこれを続行とします。

本来ならば会員お一人お一人ご挨拶をしたいところですが、平日早朝や夕方以降、週末など支部長以下役員の余暇の範囲で行っていることや、新型コロナウイルス感染対策の観点から非対面での配送が基本となりますことをご了承ください。

3-6.手配り等の際の防災情報の収集について

なお、機関紙・通知の配送と兼ねて行う「防災街歩き」については、各地区に満遍なく会員がお住まいであることから、令和3年11月になるべく区の形状を一筆書きで描くように配送ルートを策定しました(地図の表示は個人情報に関わるためホームページ上では非公開とします)。概ね以下の通りです。

南千住→荒川→町屋→西尾久→西日暮里→東日暮里→荒川→南千住

防災街歩きの視点では特に建物密集の状況と建物の耐震・耐火性、道路の幅員、擁壁の強度、道路交通の安全、通行の確保、街並みの変化等に着眼をおいて、平素より隊友会としての災害情報の収集活動と国や行政への提供に資する内容、行動を心がけています。 基本的には機関紙等の手配り時に兼ねて行うことになりますが、その他通常移動の場合にも行うことがあります(自転車または徒歩)。


【参考】首都直下地震発生時における自衛隊の災害派遣は当初、第一普通科連隊の中隊クラスが当初活動にあたりますが、次第に大宮の陸上自衛隊第32連隊が城東エリアの活動を開始。さらに東北、北海道、西日本の師団、旅団がそれぞれ足立区の舎人公園や葛飾区の水元公園、東白髭公園等の都立公園に拠点を構えて周辺区での活動することが想定されます。首都直下地震等の発生時に円滑な救助活動を行うためには行政機能が集中する地域と周縁部の安全、災害派遣部隊の進出時における橋梁の状態や幹線道路の交通事情、建物倒壊による道路閉塞等が課題となると考えられます。

防災街歩きの目的はあくまでも街区の地域特性、防災資源と危険箇所の情報取得を前提とし、個人・法人の権利・プライバシーに反することなく、同意なき行為をしないこと等が前提となります。

3-7.防災対策及び国民保護、社会貢献事業の推進

隊友会支部の主要事業としては概ね自衛隊協力、地方公共団体への行政協力などに特化し、防災対策及び社会貢献事業は基本的に東京都隊友救護赤十字奉仕団荒川分団の名義でこれを実施して参ります。

同奉仕団は日本赤十字社東京都支部の救護・安全部会に登録する組織であることから支部の教育研修・訓練に参加するとともに、日本赤十字社の社業に協力して参ります。さらに、自衛隊協力団体としては防災支援活動と合わせて国民保護活動支援も組織的に可能な程度にこれを実施します。

また、令和3年度から社会福祉法人東京都共同募金会との覚書締結に伴い、共同募金活動に協力する場合、「東京都共同募金隊友協力会」及びその荒川分会の名称を使用し、赤い羽根共同募金運動に参加することになりました。10月1日から翌年3月31日までの厚生労働大臣告示期間に募金協力を実施します。その他、緑の募金、青い羽根募金等の公共・公益性の高い募金にも一定の協力を実施します。

また、例年支部が実施をしている、中央学院大学法学部からの公務員論特別講義については本年もご依頼のあったことから本年も継続的と致します。支部長の単独業務であることから支部長計画による実施とします。

3-8.  予定表(スケジュール)について

スケジュールについては、予定変更の可能性が高い等の事情から支部会員同士での内部共有とします。

⑷.最後に 支部長からのごあいさつ

平成28年目に支部長を拝命して6年が経過しました。1期2年であることから、3期目を満了し4期目の再任を迎えたことになり、緊急時とはいえ総会が開催できない折の改選となったことは心苦しく思う次第です。

あいにく当支部の組織規模は少数精鋭であり、予算規模は公益法人組織としては僅少です。しかし、例年、多くの皆様より会費やご寄付の協力を得て、荒川区主催自衛隊入隊予定者激励会への記念品贈呈や各種防災活動を展開・継続することができました(令和3年度、激励会自体は中止となりました)。それは大規模支部の事業にけして引けを取らないものだと考えております。ここに平素からのご理解ご協力を頂いている皆様に執行部を代表し、改めて御礼申し上げます。

会員各位、ご家族の皆様、関係者の皆様には今後ともご理解ご協力の程よろしくお願い申し上げます。

        令和4年8月30日

        公益社団法人隊友会東京都隊友会理事役荒川支部長 杉本 洋平

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